大道芸?
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2004年11月3日から7日まで、地元で大道芸ワールドカップが開催されました。
このイベントは92年から毎年開催されているもので、世界各国から様々なパフォーマーが集まります。
今年は海外から21組、日本からは47組のアーティストが参加しました。
大会期間中は、駅北の商店街や、県庁、市庁周辺、某城がある公園
(徳川家康が将軍の座を秀忠に譲り、隠居していた城)等でパフォーマンスが行われます。
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最終日であった7日は日曜日ということもあり、多くの人が訪れ、
人気のあるパフォーマーの周りには人垣が出来、
中には脚立を持参している人も多く見受けられました。
2人の女性はカナダからのフェイスペイントアーティスト。
商店街で行なわれていました。
フェイスペイントは子供たちに人気で、整理券が配られる程、列が出来ていました。
神出鬼没
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何やら不思議な2人組がやって来ました。
彼らはその名も、“MEDAMAN-MEDAMAN”。
既に地元のローカルニュースでも数回取り上げられ、ちょっとした話題になっていた2人。
いつ何処に現れるか分からなく、まさに神出鬼没なので、奇遇にも逢えたらラッキー、
くらいに思っていましたが、出逢えました。♥
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果たして何者なのか。
女性なのか、男性なのか、、、。
どんな芸を見せてくれるのか、、、。
いや、無芸だった。
いやいや、彼らは人々を魅了する不思議なパフォーマーだった。
赤、黄、青
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フェイスペイントアーティストとMEDAMAN-MEDAMANが居た商店街から東に場所を
移動し、
某城公園に行く途中、小学校の校庭でこれから“くるくるシルク”という、
日本からのアーティストのパフォーマンスが始まるというので、
行って見ることにしました。
3人組のくるくるシルクは、ルックスから云うとお笑い芸人さんのようで、
モヒカンの色には各々役割があるらしく、赤はボケ、黄は優柔不断、青はリーダー、
なんだそうです。
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フランスのヌーブォ・シルク(新しいサーカス)に影響を受けたと云うくるくるシルク
は、
テクニックよりも体の動きを見せるパフォーマンスで、確かにパフォーマンス
中は何度か失敗していました、、、。
しかし、電撃ネットワークのような、ちょっと過激なお笑いパフォーマンスと云った感じで、
失敗もパフォーマンスの一種で、周囲の人をハラハラさせたり、巻き込みながらの
とても楽しい演技で、
思わず「頑張れ!」と声を掛けたくなる
3人組みでした。
これこそ!
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くるくるシルクの演技上を後にして、徳川家康が隠居していた城へ。
まさか家康も、城の跡地でこんなイベントが行なわれようとは思いもしなかったでしょう。
城址公園内では、オランダからの女性2人、男性1人のパフォーマー
“ベンチャ”の演技が始まるので早速向かうことに。
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こちらも大変人気のあるグループで、
多くの人が数十分前から演技が始まるのを待っている状態
でした。
見安そうな場所を探しましたが、演技が始まると、
前に立っていたお父さんがお子さんを肩車してしまったので、
急に観辛くなってしまい、周囲の人も文句を云っていました、、、。
(最近も同様も経験をしましたが、親というのは、
自分の子供さえ良ければ周囲は関係ないのでしょうか、、、。)
10メートル以上あるのではないか、というくらい長い布を巧みを操り、
スルスルっと上に登ったと思ったらクルクルっと回転しながら下がったり、
布を両手で持ってグルングルン横回転したり、とてもしなやかで、力強いパフォーマンスでした。
セクシーパフォーマーに、隣のおじさんもカメラのシャッターキリまくり!
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ベンチャの演技後は同様のステージで、ギリシャからの初参加、
ソフィア・ツォラさんの魅惑(?)な演技が始まりました。
とてもセクシーな衣装で、自ら作詞作曲した歌を歌いながらパフォーマンスをする
セクシー女性。
隣にいた老齢の男性も、思わずシャッターをキリまくっていました。
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5メートルはあろうかという高い場所から吊り下げられたブランコに、
踵だけでぶら下がったり、不安定なポーズを決めたり、印象的なパフォーマンス
でした。
演技後のインタビューで、
「今まで世界中を回って来たけど、日本に来るのは初めてで、日本人や日本文化も初めて。
今日は最後でとても寂しいけど、是非また来たい。」とおっしゃっていました。
グランプリの演技
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ソフィアさんの演技終了後、
城址公園を出て市庁の方へ向かうと、
何やら音楽が聞こえてきました。
そちらへ向かって行くと、ロシアとウクライナ出身の
“シャルコフブラザーズ”がパフォーマンスを
行っていました。
ロシア、というとバレエや体操、シンクロが盛んな印象がありますが、
まさにこの2人も、と云った感じで、
非常に柔らかい体を活かし、1人が地面に横たわって、
腕だけで相手を支え、
しかも下の人が横に回転する、といった至難の技を次々と披露し、
途中、観客と一緒に「人間椅子」を作るパフォーマンスをしたり、
これが「大道芸!」と云った数々の技を見せてくれました。
結局、最終日の夜に行われた表彰式で、
シャルコフブラザーズがチャンピオンに選ばれました。
途中からしか見れず、しかも人垣も多かったので、
チャンピオンの技を良く見ることが出来なくて残念でしたが、
普段のんびりとしたこの街が活気に溢れ、
滅多に逢わない海外からの旅行者の姿を見ることが出来、
あっと云う間に大会が終了してしまいました。