レストランやカフェのチップ--トイレのチップ--フロアーの数え方 --スーパーマーケットの出入り口--ドイツの店員さんは無愛想?
  オペラ・バレエ鑑賞は、どんな服装で行けばいい?--劇場の立見席はお得ですっ! 03/27 new!

レストランやカフェのチップ


レストランやカフェで支払うチップは合計金額の1割程度、またはキリのいい金額を支払います。
 □例
・ 7.95 €(合計) →  8.00 €(支払い金額)
・23.00 €(合計) → 25.00 €(支払い金額)
 □店員に言う言葉
--合計金額が7.95 €で、10.00 €紙幣で支払う場合--
  「8 Euro please.(8ユーロどうそ)」
  「8 Euro bitte./ アハト オイロ ビッテ (8ユーロどうぞ)」

--合計金額が23.00 €で、25.00 €丁度で支払う場合--
  「25 Euro please.(25ユーロどうそ)」
  「Stimmt so./シュティムト ゾー (おつりは要りません)」
 □注意点
  • レストランでは各ウェイター、ウェイトレスさんのテリトリーがあるので、
    初めに案内された人にその後の注文、追加、支払いの全てを頼みます。
  • 支払いはテーブルで行なうので、いきなり席を立ち上がり、
    出入り口に行かないようにしましょう。
     --ウェイターさんに支払いを頼む時--
         「Check please.」
         「Zahlen bitte./ツァーレン ビッテ」
  • 合計金額とチップは別々に支払っても良いです。
  • ドイツの店員さんは基本的に愛想のない人が多いです
  • チップは強制ではありませんので、対応が悪いと感じたら無理にチップを払わなくても良いです。
 □余談
ドイツのレストランでは、大抵テーブルにパンが置かれた籠がある、
もしくは、注文後にウェイターさんが持ってくることがあるのですが、
それは有料なので、無料だと思ってバクバク食べないように気を付けましょう。



公衆トイレのチップ


デパート、レストラン等の公衆トイレには大抵トイレおばちゃんがいるので、
(小皿が置いてある場合も)0.30 €程度支払います。



建物のフロアーの数え方


ドイツの建物の数え方は、イギリス同様、
日本で云う1階がグラウンドフロアー、 2階が1階、3階が2階になります。
*フロアーの見方はこちらを参照



スーパーマーケットの出入り口


まず、ドイツのスーパーマーケットには、
ほとんどのお店の出入口に、自動センサーで動く、
“バー”のようなものが設置
されています。

これは人間が出入り口に近付くと、自動的にバーが開き、
出入りが出来る、というものです。

なんのために設置されているのかはよく分かりませんが、
おそらく、万引きなどの防犯のためでしょう。

しかしこのバー。
ちょっと“くせもの”なんです、、、。

一旦入店すると、入口からは出ることが出来ないんです、、!
同様に、出口も、一旦出ると、出口からは入店出来ない
のです、、!!

つまり、入口は“入るときにだけ”にバーが開き、
出口は“出るときにだけ”、バーが開く
仕組みになっているのです。

なので、買い物をしようと入店したものはいいけど、
買いたいものがないから、そのまま“入口”から出ようとしても、
センサーは反応しないので、バーは開かないんです。

出口の場合も、間違えて出口から入店しようとしても、
センサーが反応しないので、バーは開きません。

実はこれ、けっこうやっかいです、、。

“買い物するつもりだったけど、目当てのものがなかった。”
っていうこと、けっこうありませんか?

そういうとき、日本のスーパーなら、入口から出れますよね。
でも、ドイツのスーパーは、出口からしか出れないので、
レジを通って、出口から出るしかないのです、、。

このレジがまたちょっと難癖がありまして、
通路が狭く設計されているうえに、
レジの通路にまで、バーが設置されているスーパーもあるのです、、。

つまり、レジで会計をしている人の横を素通りしようとしても、
なかなか通れない仕組みになっているのです、、、。

実はこれ、わたしがドイツにいて、一番困ったことでもあります、、。
住んで慣れているはずなのに、
何度も(あ!しまったっ!買うものがない!!)と焦ったものです、、。

もちろん、“なにか買い物をしないと絶対に出れない”
ということはないので、買うものがなかったときは、
ふつうにレジに並んで、出るしかありません、、。
別に怪しまれることはないので、安心してください。

中には、バーを乗り越えて入口から出て行く人もいれば、
入店する人のタイミングを見計らって、
バーが開いた瞬間に出て行く人もいます。

後者の場合、タイミングをはずして、バーにぶつかって出れなかった、
なんてちょっと恥かしい思いをしますので、
買うものがなかったとしても、ちゃんと出口から出てくださいね。



ドイツの店員さんは、無愛想、、?


わたしがドイツにいた時のはなしです。

わたしはへ○ルティーという、
高級品を多く扱うデパートで買い物をしていました。

目的の売り場に行くまでに、
花瓶などが置いてあるコーナーが目に入りました。

そこには、カラフルで、少しユニークな置物が幾つか置いてあったので、
わたしは手に取って、その形を見ていました。

すると、右奥にいた、ちょっとふくよかな50代くらいの店員の女性が、
ちょっとっ!触らないでっ!!
と、凄い剣幕で注意してきたのです、、。

わたしはその女性の表情と、いきなり怒鳴られた衝撃で、
小走りで逃げ去るしかありませんでした、、、。

日本でもし、こんな店員さんがいたら、あなたはどうしますか?

まず、その売り場の責任者を呼びますよね、、。
それか、後日苦情の電話をしますよね、、、。

しかし、そこはドイツ、、。
国も違えば、文化も違います。

まあ、この店員さんの場合、“まれ”なのかもしれませんが、
基本的に、ドイツの店員さんは、無愛想な人が多いです。

日本のように、笑顔もないし、レジ以外の人が、
お客に対して「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」
と挨拶することはありません。

スーパーの店員さんの中には、ガムを食べながらレジを打つ人もいます。
お客がレジに並んでいるのに、横から割り込んできて、
レジを打ってもらう店員さんもいます、、(笑)。

しかし、文句を言うお客はいません。
その光景が、当たり前だからです。
店員さんに、日本のようなサービスを求める人は、誰一人いません。

基本的に無愛想ですが、仕事はしっかりしているので、
それ以上のことを求める人もいない
のです。

わたしは、はじめてドイツで買い物をした時、
無愛想な店員に、非常に驚きました、、。
もちろん、中には笑顔で対応してくれる店員さんもいます。
そういう時は、なんだかその日一日がハッピーな気分にさえなってしまうから不思議です、、、(笑)。

ちなみに、わたしがドイツにいた時、
とあるスーパーに、非常に笑顔が優しい女性店員さんがいて、
友達の間で評判となり、それ以来、周囲の日本人はその店員さん目当てで、
そのスーパーに通うようになりました。
彼女にしてみれば、“なんでわたしのレジにばかり日本人が来るんだろう?”
と思っていたことでしょう、、(笑)。

これからドイツへ行かれる予定のある方。
無愛想な店員さんがいても、それが“ドイツ流”だと思って、
腹を立てないでくださいねっ!!



オペラ・バレエ鑑賞は、どんな服装で行けばいい?


わたしはドイツにいたとき、
暇があれば頻繁に、オペラやバレエを鑑賞しました。

小沢征爾さんの指揮するオペラを観るために、
ウィーンまで行ったこともあります。

元々、劇団や狂言の舞台を観ることが好きだったのですが、
日本では、オペラやバレエは観たことがありませんでした。

オペラやバレエって、チケット代も高いし、
“敷居が高い”っていうイメージ、ありませんか?

わたしもそう思っていたひとりです。

しかし、ドイツにいたとき、
オペラの勉強に来ている女性と知り合って、
オペラに興味を持つようになりました。

はじめは、
(きれいな服装しないといけないのかな、、。)とか、
(セレブみたいな人ばかりだったら、どうしよう、、。)など、
いろいろと心配がありましたが、
それは一切の杞憂でした。

まず、ヨーロッパでは、オペラやバレエはとても身近です。
買い物や、何かのついでに来る人もいます。

中には、大荷物を抱えたバックパッカーもいるんですよ!!

なので、
“劇場に行く”という風に構えないで、
気軽に映画でも観に行く感覚でいいと思います。

それでは、服装なんですが、
立見席の場合、ふつうの普段着で大丈夫です。

スニーカーにジーパンで来る人もたくさんいます。

(さすがに、スニーカーとジーパンは、、、。)
と思われるかたは、
シックな色の服にスニーカー、または革靴で十分です。
街に買い物に行くような、ふつうの服装で全く問題ないです。

一方の、最前列やボックス席など、
お値段の高い席は、それなりにおしゃれをする必要があると思います。

あまり目立たないシックな服に、女性ならヒール、
男性ならネクタイ、ジャケットに皮靴が必要です。

女性はたいてい、ロングドレスを着ている人が多く見かけましたが、
旅行中など荷物になるので、シックな服であれば、
ドレスである必要はありません。

ちょっとした、身内のパーティーに行くような服装で、いいと思います。

オペラ、バレエが盛んなドイツですので、
旅行に行くなら、是非劇場に、気軽な気持ちで足を運んでいただきたいです!

ミュンヘンの国立劇場の情報はこちら



劇場の立見席はお得ですっ!


立見席、と言うと、
もしかしたらあまり良いイメージがないのかも、しれませんね。

実はわたしも、実際に劇場でオペラ、バレエを鑑賞するまでは、
「疲れるのでは?」と、思っていました。

ドイツで知り合った、オペラの勉強をしているという女性は、
毎日のように、立見席を購入し、オペラ鑑賞をしていました。

あるとき、彼女に、
「ずっと立って観ていると、疲れませんか?」
と、訊いてみたんです。

すると彼女は、
「夢中で観ているから、  疲れなんて感じずに、あっと言う間に時間が経ってしまう。」
と、嬉しそうに語っていました。

(なるほど、何かに夢中になると、他のことは忘れて、
 一点に集中してしまうことってあるよな、、、。)
と思い、わたしも実際に立見席でバレエを鑑賞してみたんです。

生まれてはじめて、ライブで観たバレエは、
定番中の定番、「白鳥の湖(Schwanensee)」でした。

生のオーケストラの、臨場感のある演奏と、
バレエダンサーのちから強い、それでいて、しなやかな動き、
その1つ1つの仕草や表情に、食い入るように、見入ってしまいました。

途中で休憩があるものの、
自分が、立って観ていることすら忘れて、
夢中で鑑賞していました。

それ以来、わたしは劇場で観るときは、
必ずと言っていいほど、立見席で観るようになりました。

立見席は、劇場に寄りますが、
だいたい5〜9ユーロくらいでチケットが購入出来ます。

人気公演などは、すぐに売れ切れてしまうこともありますが、
大概は、当日購入出来ます。

入口付近に、「Stehplatz(立見席)」と書かれた案内があると思います。
公演の1時間前になると、入口が開かれて、
チケット売り場で立見席のチケットが購入出来ます。
(劇場によります。)

そこで、「Stehplazt(シュテープラッツ)」と注文すると、
座席表を見せてくれるので、好きな席を選択すると空席を照会してくれます。

立見席の場所は、たいてい2、3階の左右の端なので、
ときどき観にくくなることもありますが、
(たとえば、左側の席の場合、役者やダンサーが左端に来ると、
 観にくくなります。)
全体の公演の流れとしては、まったく問題がありません。

日本では、敷居の高いと思われるオペラ、バレエですが、
ヨーロッパはとっても身近で、気軽に楽しめるものなので、
旅行の機会に、是非、劇場へ行ってみてくださいね!!

ミュンヘンの国立劇場の情報はこちら



更新:04/2006