外国語を片仮名で表記することは不本意ではありますが、
ドイツ語に親しみがない方に使って頂けるように、
あえて本来の発音に近いであろう片仮名で紹介させて頂いています事をご了承下さい
(8)日本/(9)おいしい/(10)すみません/(11)メリークリスマス /(12)入場無料/(13)1階(グランドフロアー)
(14)Hbfの略/(15)入り口、出口/(15)美術館の順路/(17)館内、撮影禁止 04/03 new!
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■「Japan」
発音:ヤーパン
意味:日本
自分の国名が外国語で何と言うか、気になりませんか?
英語だと、ジャパン、フランス語はジャポン、
韓国語はイルボン、中国語はリーベン、タイ語はイープン、、など、
はじめて聞くと、「へぇ〜、そんな風に言われているんだ〜。」
と驚きます。
ドイツ語は、「Japan(ヤーパン)」だったんですよ。
ドイツ語の「J」は、「Y」の発音をします。
なので、「ジャパン」ではなく、「ヤーパン」となります。
アクセントは、「ヤー」に置いてくださいね。
これは、ビアガーデンだけではなく、
来年のワールドカップでも使えますね!
もちろん、英語で「I'm from Japan.」と答えてもいいのですが、
ひとことだけでもドイツ語で言うと、相手に与える印象というのは断然違ってきます。
旅行者とはいえ、(ちょっとでもドイツ語を勉強してきたんだな。)
と、自分の国のことを理解してくれているみたいで、嬉しいものです。
余談ですが、「日本人」というドイツ語は、
「Japaner(ヤパーナー)」は男性の場合、
「Japanerin(ヤパーナリン)」は女性の場合に使う単語です。
ドイツ語は、男性と女性とでは単語の語尾が異なります。
■「Lecker !」
発音:レッカー
意味:おいしい
これはレストランやビアガーデンで使えますね!
料理はもちろん、ビールがおいしい時にも「Lecker!レッカー」と言えます。
今回も、発音に気を付ける点はとくにありません。
とってもかんたんですよね!
それでは今回、久々に“寒い覚え方”を紹介しましょう。
“おいしい(Lecker)食べ物を食べていたら、
車をレッカーされた!”
と覚えるのはいかがでしょう、、、。
実は、このLeckerレッカーのほかにも、
おいしい、という表現があるのですが、
少々長い言い方になってしまうので、
ここではその表現を省略して、
Leckerレッカーよりももっとかんたんに言える方法としてお教えします。
「Gut.」
発音:グー(トゥ)
意味:よい、おいしい
これは、英語のgoodと同じ意味です。
しかし、語尾の発音は英語のように、グー(ドゥ)とにごるのではなく、
Gutグー(トゥ)となります。
トゥ、は軽く発音してくださいね。
もしくは、グーッ、のように、切るように発音してもいいです!
LeckerレッカーとGutグー(トゥ)のどちらを使えばいいの?
ということですが、これは、お好きな方を使ってください(笑)
わたしとしては、Leckerレッカーの方がドイツ語っぽい(ってドイツ語なんですが、、)ので、
こちらをオススメします。
(グー(トゥ)は英語と似ていますしね。)
■「Entschuldigung」
発音:エン(トゥ)シューディグン
意味:すみません
ます、この単語自体が長いので、2つに区切ってみましょう。
Ent-schuldigung エン(トゥ)-シューディグン、という風にすると分かりやすいね。
Entエン(トゥ)の(トゥ)をなぜ括弧でくくったかと言うと、
この(トゥ)は、あまり強く発音されないからです。
わたし自身は面倒臭いので、いつもは発音していません、、。
なので、Ent-schuldigung エン-シューディグン、のように、
わざと(トゥ)を発音しなくても大丈夫です。
それでは、発音練習をしてみましょう!
アクセントは、schulシューに置いてくださいね!
「Ent-schuldigung エン(トゥ)-シューディグン」
「Ent-schuldigung エン-シューディグン」
実は、この言い方より、もっとかんたんな言い方もあるんです。
「ならはじめから、そっちを紹介してよ〜。」
というお声が聞こえてきそうですが(笑)、
その言い方はいわゆる、スラングなので、ふつうの辞書には載っていないんです。
なので、こういう言い方もある、くらいに思ってください。
「Schuldigung.」
発音:シューディグン
そうです!
ただ、Ent-schuldigung エン(トゥ)-シューディグンのエン(トゥ)が省略されただけなんですね〜。
こちらの方がかんたんで、わたしもいつもこの言い方をしていました。
しかし、これからドイツへ行かれるあなたは、
正しいEnt-schuldigung エン(トゥ)-シューディグンの方を使ってくださいね!
このEnt-schuldigung エン(トゥ)-シューディグンですが、
もともとは名詞で、意味は、謝罪、言い訳です。
Entschuldigungの中の、schuldシュルトゥには、罪、責任という意味があります。
この単語を見たとき、長い!って思われませんでしたか?
ドイツ語には、複数の単語が組み合わさって、1つの単語になったものがたくさんあります。
そういう単語は、長いものが多いのです。
■「Frohe Weihnachten !」
発音:フローエ ヴァイナハテン
意味:メリークリスマス
ドイツ語では、“メリークリスマス”とは言わないんですね〜。
ちょっと驚かれましたか?
Weihnachtenヴァイナハテンとは、クリスマスという意味で、
frohフローは、喜んでいる、満足している、という形容詞です。
「あれ?froh“e”フロー“エ”じゃないの?」
と思われた方、鋭い(笑)!
文法的なはなしになってしまいますが、
原形はfrohフローで、その後にくるWeihnachtenヴァイナハテンが名詞なので、
frohの語尾が変化するのです。
このコーナーは、あくまで“旅行のためのドイツ語”なので、
文法のことは気にしないでくださいね!
それでは、発音練習をしてみましょう!
Weihnachtenヴァイナハテンがちょっと長いので、
2つに区切りましょう。
Weih-nachtenヴァイ-ナハテン、という風にすると、
分かり易いですか?
ヴァイナハテンの“ヴァ”は、いわゆる、英語の“V”の発音です。
でも、そんなに意識して、“下唇を上の歯ではさむ”ことはしなくていいです。
■「Eintritt frei」
発音:アイントリットゥ フライ
意味:入場無料
このドイツ語は、博物館、美術館、
教会の入口や料金表なのでよく見掛けることばです。
ドイツやヨーロッパの美術館は、曜日や時間帯など限定で、
一部展示場を無料開放していることが多々あるんですよ!
なので、この表現を見掛けたら、是非立ち寄ってみてくださいね!
今回のこのドイツ語は、発音出来なくても大丈夫です!
ガイドブックなど、目につく場所にメモしておいたり、
メモ書きをはさんでおいてくださいね!
このfrei/フライというドイツ語、
英語のfree/フリーに似ていますよね!
ドイツ語には、英語に似た単語がたくさんあります。
ちなみに、Eintritt/アイントリットゥ(入場)という単語は、
“入る”、という動詞から来ています。
このEintritt/アイントリットゥの“アイン”、
どこかで聞いたことがありませんか?
そう!
あの、“アインシュタイン”と同じ、アインだったんですね〜。
アインシュタインをドイツ語で書くと、
Einsteinとなります。
“Ein/アイン”が同じですね!
しかし、同じ“アイン”でも、ちょっと意味が違うんです。
アインシュタインの“アイン”は、
“1つの”という、数を表す単語から来ています。
一方、Eintritt/アイントリットゥ(入場)の“アイン”は、
“外から中へ入る”という意味があります。
同じような単語でも、全く意味が違うんですね〜。
■「Erdgeschoss」
発音:エアトゲショス
意味:1階、グランドフロアー
広い、大きなデパートだと、時々位置感覚がなくなってしまうことってありませんか?
はじめて入るデパートでは、なおさらだと思います。
そんな時、いまここは何階なんだろう、と確かめたりしませんか?
しかし、ドイツのデパートで、階を確かめるには、
このことばを知っていないと、迷子になってしまう可能性があるのです、、。
Erd/エアトは、“土地、地面”という意味で、
Geschoss/ゲショスは、“建物の階”という意味です。
つまり、“地面に接している建物の階”ということで、
1階、グランドフロアーです。
さて、ちょっと想像してください。
あなたはいま、ドイツのデパートにいます。
Erdgeschoss/エアトゲショス、1階にいます。
そのまま、エスカレーターに乗り、次の階に到着しました。
そこには、何の数字が書かれていると思いますか?
“2”階、と思いますか?
日本だったら、“2”階ですよね。
しかし、ドイツでは違うんです!!
1階からエスカレーターに乗り、次につくのは、“1階”なのです!!
「えっ?どういうことっ!?」
と、混乱しないでくださいね。
つまり、ドイツでは、日本の1階にあたる階が、“グランドフロアー”で、
その上の階が“1階”なのです。
日本 | ドイツ |
2階 | 1階 |
1階 | Erdgeschoss/エアトゲショス |
つまり、グランドフロアーの上に、
1階、2階と各フロアーが乗っかっているということなのです。
これは、イギリスも同じなんだそうです。
(ロンドンに行ったことがありますが、確かめるのをすっかり忘れていました、、。)
なので、買い物を終えて外に出ようとして、“1”階から出ようとしても、
出口はない、というわけです。
ドイツのデパートで買い物する時は、
くれぐれも“階数”に気を付けてくださいね!
ちなみに、Erdgeschoss/エアトゲショスは、
“EG”と略して書かれていることがあります。
■「Hbf=Hauptbahnhof」
意味:中央駅
発音:ハウプト・バーンホフ
ドイツの街や、ドイツのガイドブックなどを見ていると、
必ずと言っていいほど、この“Hbf”という字を見かけます。
これは、観光する上で、大事な文字なので、覚えておいてくださいね!
Haupt/ハウプトとは、中央という意味で、
bahnhof/バーンホフは、駅という意味です。
ミュンヘンなら、München Hbf、
フランクフルトなら、Frankfurt am Main Hbf、
と表記されます。
ちなみに、ベルリンの場合、中央駅とは言いません。
ZoologischerGarten/ツォーロギッシャー・ガルテン、略してZoo/ツォーと言います。
Zoo/ツォーとは、“動物園”という意味です。
このHbfという字は、駅入口や路線図などでよく見かけます。
中央駅は、他の都市へ行く電車などの到着、出発地点なので、
利用することもあると思います。
大きい中央駅には、いくつか売店やキオスクがあります。
しかし、値段は割高なので、電車に乗る前は、
スーパーなどで買っておくことをオススメします!
また、駅構内のインフォメーションセンターでもチケットは購入出来ます。
その際、カウンターを見てみると、“Englisch”と書かれたプレートがあることがあります。
これは、“この係員は英語が話せます”、ということを意味しています。
また、ミュンヘンなどの大きな都市の中央駅構内には、
有料のシャワー室があるので、長旅で疲れた場合、利用されてはいかがでしょう!
■「Eingang」
意味:入口
発音:アインガング
■「Ausgang」
意味:出口
発音:アウスガング
ドイツを観光するには、地下鉄やSバーンは欠かせない交通機関です。
駅を利用するには、この2つのことばを覚えておくと便利です。
EingangのEinは、入るという意味で、
AusgangのAusは、出るという意味があります。
gangは、歩行、通路などの意味があります。
どちらとも、かんたんなドイツ語ですよね!
EinとAusさえしっかり見分ければ、観光地で迷うこともありません。
ドイツの主要観光地のほとんどは、
地下鉄やSバーンが地下の駅にあります。
中央駅などの大きな駅は広いので、
はじめて行くと迷子になってしまうかもしれません。
そこで、この2つのことばを覚えていれば、
その看板を目指して、進んでいけば迷子になることもありません。
このことばは、デパートやスーパーマーケット、
博物館、美術館などでもよく見られます。
美術館と云えば、
ともだちと一緒に行くと、それぞれ観るペースがありますよね。
興味のある作品は、時間をかけて、
じっくり観たいものです。
そんな時は、ともだちと、
“出口で待ち合わせ”することをオススメします。
とくに、広い美術館だと、一緒に観ていても、
いつの間にか離れ離れになっていることもあります。
そういう時にも備えて、
あらかじめ待ち合わせ場所を決めておきましょう!
■「Rundgang」
意味:順路
発音:ルントガング
Rundは、丸、という意味があります。
gangは、歩行、通路などの意味があります。
一周、円を描くように周る、と云う意味で、順路となります。
ドイツやヨーロッパには、たくさん美術館がある上に、
広くて部屋がたくさんある美術館も多くあります。
まるで、迷路のように、あっちへ行ったり、
こっちへ行ったりして、方向感覚が狂う時もあります。
それでなくても、広い美術館は体力を使います。
迷子になると、無駄に体力を使うので、
次の観光地へ行く頃には、へとへとになっていることもあります。
(館内には、カフェが併設されていることもあるので、
疲れたら、一休み出来ますよ。)
そんなときは、このことばが書かれた看板をたどっていけば、
迷子になることもないし、効率よく、鑑賞出来ます。
しかし、このことばは、
すべての美術館や博物館で見かけるわけではありません。
そういうときは、
入口付近にある、インフォメーションを利用しましょう!
インフォメーションには、館内マップが置いてあります。
そこには、主な作品がどこに置かれているのか、
また、部屋の番号が書かれています。
(一体、どこの部屋から見ればいいのだろう、、。)
と、迷った時、館内マップに書かれた番号順に周ることをオススメします!
このマップは、たいてい無料で置かれることがほとんどなので、
記念に持ち帰ることも出来ますね!
また、フラッシュをたかなければ、撮影を許可している美術館もあるので、
どの部屋に誰の作品があったか、など、
マップにメモしておくと、あとで画像を整理する時に便利ですよ!
■「Foto verboten」
意味:撮影禁止
発音:フォト フェルボーテン
Fotoは写真、verbotenは禁止する、と言う意味です。
このverbotenは、“禁煙”と言う表現で、駅構内でよく見かけます。
日本では、美術館の絵画の撮影を禁止しているところがほとんどだと思いますが、
ドイツでは、比較的撮影を許可している観光地が多いです。
(許可していても、フラッシュはたかないでくださいね!
とくに、教会では、お祈りをしている人がいるので、
フラッシュは厳禁です。)
しかし、禁止しているところでは、
入口などに、ちゃんと看板やマークが置かれているので、
その有無をしっかりと確認してから、中に入りましょう!
マークは、カメラのマークにバッテンがついた、
赤い絵が一般的です。
もし、看板やマークがなければ、撮影は許可しているということになりますが、
もし、心配でしたら、周囲で撮影している人がいるか、見渡してみたり、
係員に訊ねてみることを、オススメします。
郷に行けば、郷に従え、と言いますが、
その国や地域のマナーや習慣を重視することは、
観光する上で、最低限のルールです。
マナーをしっかりと守って、楽しい観光をしましょうね!
*ドイツ語の名詞は初めの文字が全て大文字になります。
更新:04/2006