計画表を作ろう

学生の頃の修学旅行の自由時間は、各班で計画表を作成しませんでしたか?

私は人一倍、作成作業に情熱を注ぎました。
当時は、ネットなどの便利な情報収集源はなかったので、
全てはガイドブックや電車の時刻表と格闘でした。

各観光地のおよその滞在時間、電車の路線と所要時間、
目的までの時間、全て先頭に立って計画しました。

そして当日、のんびりマイペースに進む男性陣に叱咤しながら、
まるで添乗員のように旅を仕切っていました、、、。

しまいには、余りにも時間を気にしない男子と別行動しました、、、、。

今思えば、旅マニアの原点は既にその時にあったのです、、、。

修学旅行の計画表は、教師が生徒の行動を事前に認識していなければならないので、
作成する必要があったのですが、個人旅行の場合は何と言っても時間ロスを防ぐために必要なのです。

時間ロスのことは、前のコーナー「調べた情報を一覧表にしよう」でも口が酸っぱくなるほどお伝えしました。

計画表があることで、直ぐに次に行く観光地が分かるわけです。
更に、どの交通機関を利用するのかも一目瞭然です。

以下の表は、私が実際にパリを旅した時の1日目のものです。
(ヴェルサイユ宮殿の行き方は間違っているので、参考にしないで下さい。)

地名や各観光地の名称など、フランス語と日本で書かれています。
当然、現地では日本語の案内看板などありません。
フランス語も書いておくことで、駅構内の案内版などを見て行き先や目的地を確認することが出来ます。

私は、毎回の旅でこのような計画表を作成してきました。
旅を重ねる度、表は進化していき、このパリが最終形態です。

何故、電車の進行方向まで調べるようになったのかと云うと、
ロンドンを旅した時に、間違って反対方向のチューブに乗ってしまったからです。

このように、私も旅で失敗を沢山し、その結果反省し、
次の旅に活かしているのです。

ロンドンの宿泊先で知り合った女性に、
旅の計画表を見せたら、もの凄く驚かれました。
と云うか、半ば奇異の目で見られました、、、、。
そして、宿泊先の人全員に計画表のことを知られてしまい、
毎回「明日はどこへ行くの?」と聞かれてしまいました、、、、。

私は逆に、計画を立てないで旅をする人が殆どであったことに驚きました、、、。

限られた時間で、時間ロスを無くし、
1つでも多く観光したいなら、是非計画表を作成してみて下さい。



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