ヒッタクリ対策

これはちょっと難しい問題です。

私が実際にやっていた対策は、
ジッパー付きのななめ掛けバッグを体の前に掛けて、
常に手で抑えるようにするか、紐を持って歩く、
でした。
多くの方がやっている対策だと思います。
この方法で、ヒッタクリ等の犯罪に巻き込まれることはありませんでした。

しかし、実はこれは100%安全は方法ではなかったのです。

外務省がサイト上で報告している、邦人の海外での犯罪被害例によると、
ツアーガイドの女性がななめ掛けバッグを身に付けていたところ、
バイクに乗った男にバッグを引ったくられ、そのまま転倒して大怪我をしてしまった、

という事例が報告されています。

今まで、ななめ掛けバッグが一番安全だと思っていましたが、
犯罪者は容赦なく、観光客をターゲットにするようです。

しかし、ななめ掛けバッグ以外に安全なバッグは、というと、他には思いつきません。
ななめ掛けバッグを、より安全にする工夫をするしかないのです。

まず、 お財布にはその日必要であろう、最低金額を入れて下さい。
それ以上のお金やクレジットカードなど、貴重品は ネックホルダーなどの
体に直接見に付けられる、小さ目のバッグに入れておきます。
そして、それを服の中にしまって、外から見られないようにしましょう。

ななめ掛けバッグは、ジャケットやコートの上ではなく、中に身につけ、
バッグを外からあまり見られないようにしましょう。

夏や暑い地域で、ジャケットやコートを着れない場合は、
目立たないようになるべく小さ目のバッグにして、
常にバッグを前に置いて手で抑えたり、紐の部分を持っているようにしましょう。

道路側でなく、建物側にバッグを向けておくのもよいでしょう。

男性で、お財布などをチェーンで繋いで、
パンツの後ろポケットに入れておく方がいますが、これは絶対に危険です。

貴重品は外から見えない場所に入れておいて下さい。

教訓:「貴重品は小バッグに入れて、体に身につけよう。」

参考:外務省海外安全ホームページ/海外邦人事件簿
    スリ その技術と生活/アレクサンダー・アドリオン著
     └国際的に有名なマジシャンが綴った、スリの傾向と対策
       内ポケットに安全ピンを付けるのが良い方法だそうです



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