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注文する時は、メモに書いたり、ガイドブックを見せよう

「旅の情報屋。--トホホ昔ばなし。」

あるところに、旅好きの一人の女がいました。

ただ、普通の旅好きとちょっと違うのは、
彼女は事前の情報収集に抜け目のない、所謂、完璧主義者だったのです。

そんな旅好きの女は、初めてのパリ一人旅で数々のトラブルに巻き込まれたのでした。


実体験小話:

フランス、パリ東駅での出来事。

ミュンヘンからの寝台列車の長旅を終え、
(ミュンヘン在住だったので。)
ようやくパリ東駅に到着したのは、辺りはまだ薄暗い、早朝7時半頃。

私は旅の前、どこで何のチケットを買うべきか、いつものように下調べをしていました。

東駅構内のチケット売り場で
「カルトミュゼ(博物館、美術館の期間限定フリーパス)」と
「10枚分のカルネ(1枚のチケットでどこでもいける使いきりの乗車券)」
を購入することに。

東駅から地下道に入り、メトロの改札に行こうと、荷物をガラガラ引きながら歩いていました。

すると、一人のパリジャン(ちょっと中東っぽい)が
「メトロに乗るの?」と話し掛けて来ました。

「はい。」
と云うと、そのパリジャンは親切にも改札まで案内してくれました。

しかし、これがパリ不幸連続事件(詳しくは“旅の阿呆記”で随時更新)の始まりでした。

パリジャンは、
「どのチケットを買うの?」と訊いてきたので、
「I'd like to buy a カルトミュゼ and ten カルネ.(カルトミュゼ1枚とカルネ10枚)」
と答えました。

男性はチケット売り場で私の代わりにチケットを注文し、
私は確認することなく、代金を支払いました。

その後も男性は「どこまで行くの?」と訊いてきました。
「○○駅」と云うと、構内のメトロマップを見ながら、
「う〜ん、それだったらここまで行って、ここで乗り換えて、、、、。」と、
実に親切に教えてくれました。

しかし、私は事前の抜かりない下調べで、
何番線の、どこ方面行き、更にどこで乗り換えすべきか、
全て完璧に調べていたのです。

男性には申し訳なかったのですが、助言は私には不要で、
何より時間ロスが気になって仕方ありませんした、、、。

そんなこんなで、ようやく男性と別れ、まずは宿泊ホテルに向いました。

部屋に入り、先程購入した“カルトミュゼ”を見ると、
なんとそれはカルトミュゼではなく、“パリビジット”
という、3日間の乗車代と、いろんなお店や美術館の割引がされる乗車券だったのです!!!

「なんじゃこりゃ〜!」
と、松田優作のようには云いませんでしたが、
まさに「なんじゃこりゃ!」です。

私は急いでホテルの最寄駅のチケット売り場に行き、
駅のおっさんに事情を説明して、チケットを払い戻してもらおうとしましたが、
職員のおっさんは「英語は分からない」の一点張り、、、。

それでも、なんとか払い戻したいことは伝わりましたが、
軽く「No!」と一蹴されてしまいました。

しかし、自分のミスで違うチケットを購入したわけではないので、
ここで食い下がるわけにもいかず、そのことをゆっくり英語で何度も説明しましたが、
余りのしつこさに、終いにはおっさん、「Non!!!!」と、キレていました。

あったま(頭)に来た私は、「んだよ!!!!」と日本語で言い捨て、
時間が勿体無いのと、おっさんの「Non!!!」と云った時の、
トルシエ前サッカー日本監督が選手に叱咤している時のような面に相当ムカつき、
さっさと立ち去ったのでありました。
(今思えば、かなり失礼な振る舞いをしてしまいました、、、反省。)


私はなぜ、間違ったチケットを購入するはめになってしまったのか?

それは、東駅でパリジャンにチケットを注文して貰う時に、
「カルトミュゼ」の正しいフランス語の発音を知らずに、
日本語のままで発音してしまったからです。

確かに、フランス、パリの殆どのガイドブックには
「カルトミュゼ」と片仮名で紹介されています。

私はフランス語の知識は皆無なので、専門的なことは分かりかねますが、
(どなたか教えて下さい。)
もしかしたら、正しいフランス語では「カルトミュゼ」とは云わないのかもしれません。
(フランス語独特の、喉を使った発音とか、あるのかもしれません。)

私のこの失敗のように、無理に現地の言葉で注文すると、
違った単語と勘違いされる場合があるのです。

では、どのように注文すべきなのか、、、。

それは、現地の言葉をメモした紙を見せる、
これが最も有効的な方法
です。

もしくは、ガイドブックや店頭にそのものの写真や注文表があるなら、
指をさして伝える
ことも有効です。

そして、その後は、現地の言葉で
「ありがとう」「さようなら」と云いましょう。

これらの方法なら、相手は言葉が出来ないけど、
こういうことを尋ねたいのだ、何が欲しいのか、
店員は理解して、何らかのアクションで答えてくれるはずです。

実際、私はこのカルトミュゼ事件の後、
反省し、別のチケットを駅で購入する際、
メモにチケット名を書いて、
「This one please.(これを下さい)」
と駅員さんにメモを見せたら、彼女は黙って頷き、
今度こそ、欲しかったチケットをすんなりと購入することが出来たのです。

英語の殆ど通じない、タイを旅行した際も、 同様の方法で注文し、間違えたことは一度もありませんでした。

私たちは普段、言葉でコミュニケーションをします。
しかし、それは一つの手段であって、全てではありません。

数年前、英語圏に留学した時、
ある友人はボディーランゲージに非常に長けていて、
「それは通じないだろう?」という英語の発音でも、
何故か毎回通じていた、ということがありました。

このように、言葉以外にも、意思疎通をはかれる方法はあるのです。

一つ前のコーナー「無理をして現地の言葉で会話をしない
で、ジロウくんの例を挙げました。

彼の場合、ガイドブックのマニュアルを、声に出して云うのではなく、
指を指して見せるべきだったのです。

そうすれば、ウェイターさんはジロウくんがドイツ語を話せないのだ、
と理解し、メニュー表を見せながら、
「これがいい」、とか、「これが当店の自慢料理だ」、
など、分かり易いリアクションで説明してくれるでしょう。

とくに観光地であれば、言葉の出来ないお客の対応は、
ウェイターさんは慣れていると思います。

教訓:「確実に意思を伝えるためには、無理をして現地の言葉を使わない。」

高額の買い物は、とくに気を付けましょう。



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